愚かで無知な論議をやめなさい。それは、あなたが知っているとおり、ただ争いに終るだけである。(テモテヘの第二の手紙 2:23)
ここは、使徒パウロが若い弟子のテモテに手紙を通じて指導している場面です。神の教えに反対する人と争ったりせず親切にして忍耐強く教えなさいといったアドバイスをパウロは伝えています。
「テモテ」という名前は英語圏ならティモシーやティムに当たります。『ダンボ』に出てくるネズミのティモシーもテモテですね。
内容としては「パウロがテモテに伝道者の心がけを教えている手紙」ですが、見方によっては「教えることを教えている手紙」とも読めます。「指導法を指導している手紙」です。そこには「こう教えろ」という指導法の話だけではなく「自分自身をどう整えるか」という話も出てきます。
パウロは若いテモテを、力強くまっすぐに励まします。
あなたは真理の言葉を正しく教え、恥じるところのない錬達した働き人になって、神に自分をささげるように努めはげみなさい。俗悪なむだ話を避けなさい。(テモテヘの第二の手紙 2:15-16 より)