そこで悪魔が言った、「もしあなたが神の子であるなら、この石に、パンになれと命じてごらんなさい」。イエスは答えて言われた、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」。(ルカによる福音書 4:3-4)
今日の聖書箇所で好きなポイントの一つは、最後の「と書いてある」のところ。つまりイエスさまは、悪魔と戦うときに聖書の引用を使っているのです。そこが好きなポイントです。
もう一つの好きなポイントは、イエスさまは「自分にそれができるかできないか」を判断の基準にしていなかったというところです。神の子であるイエスは命じて石をパンにすることもできたでしょう。できる/できないでいえば、できる。でもイエスさまは、できてもしなかった。悪魔と戦うときに自分の能力をきちんと制御している。そこも好きなポイントです。
聖書を基準に置いて自分の行動を考え「私にはできる。けれど、私はそれをしない」という場面が人生にはあるのではないでしょうか。
そんなことを思いながら、今日の聖書箇所を読みました。