現在28歳の社会人です。
大学院に興味があるのですが、自分にとってこれはそこそこ大きな決断で、日々体験談などをググっては悩んでを繰り返しています。
結城先生は大きな決断をするとき、どのように考えていますでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
進路の決断は、人生に多大な影響を与えますから、悩むのは当然だと思います。特にいまお仕事なさっているのなら、なおさらのことです。せっかく安定しているところに大きな変動を与えるわけですから。
私個人の話をします。
私は、人生の決断をしなくてはならないときにはしばしば「後悔しない方を選ぶ」ようにしています。A/Bどちらを選んだら後悔しないかを考え、後悔しないであろうと思う方を選びます。他の条件がどうだとしても、後悔をしたくない気持ちが強いですね。
また「未来が広がる方を選ぶ」のもよくあります。未来が広がる方、可能性が広がる方、大きく成長する方を選びたいと思います。
しかしながらそれは、必ずしも挑戦する方とは限りません。じっとする方が逆に未来を開くこともあります。パパッと動けばいいとは限らないのです。難しいですね。
それから大事なことがもう一つ。私はクリスチャンなので「What would Jesus do?」という問いを思い出すように心がけています。「イエスさまならどうするだろう?」ということです。
自分の願いが私利私欲からきているのか、それとも「私がこの世で果たすべきこと」に合致するのか。そういったことを祈りを通して神さまに尋ねるのです。
人生の判断において何が正解なのか、神ならぬ人間の身にはわかりません。人間の目でうまくいったように見えることも、必ずしも正解ではありません。
たった一度の人生をどう生きるか。
どうぞよい判断ができますように。
ご質問ありがとうございました。