私は、少しでも嫌なことや辛いことがあると、気分が暗くなり、深い穴から抜け出すのに時間がかかります。
物事の捉え方をポジティブにすれば、もっと有意義な人生を送れるはずだと思い、最近は物事をいろんな側面から見るようにしていますが、やはり難しいです。
結城先生のツイートをよく拝見しますが、物事をポジティブに捉えていらっしゃることが多いように感じます。何か意識していらっしゃるのでしょうか?
私はクリスチャンで、死後は天国で永遠に生きる確信を持っています。座右の銘は「いつも喜び、たえず祈り、すべてに感謝」。物事をポジティブにとらえるというよりも、この世をやや突き放して見ている部分があると自覚しています。
私はふだんから、こんなふうに思っています。自分の能力はそもそもちっぽけなものである。自分がこの世で生きる時間はたかだか百年足らずしかない。自分の目には大きな困難に見えるものであっても、神様の目から見たら必ず最善の形で解決する。明日のことを思い煩わないようにしよう。などなど。二十代からずっと聖書を読み、礼拝に参加し、祈り祈られ、感謝で時間を埋めるように心がけてきました。
物事をポジティブにとらえるというよりも、物事の本当の姿を聖書を通してとらえようとしているのだと思います。
何だか抽象的な話になってしまったので、プラクティカルな話を書きます。ポジティブに生きるためのプラクティカルな習慣です。
それは、自分から目を離すということです。
くよくよ悩んだり、人を妬んだり、これからどうなるかと心配したりするときには、視野が狭くなっていることが多いものです。自分の目を信頼しすぎているともいえますし、自分の気持ちを見つめすぎともいえます。
広い空間に出て、周りを見ましょう。自己の内面ではなく、空を見ましょう。星を見ましょう。海を見ましょう。誰かと話しましょう。自分ではなく、そばにいる人を見ましょう。世界に目を向けましょう。自分の中へ、中へ、中へと視線を向けすぎないようにしましょう。
ポジティブに生きるためのプラクティカルな習慣をもう一つ。
それは、感謝することです。
感謝することは大事です。毎日いろんなことに感謝しましょう。そうすると、あなたの人生は感謝で満ちた人生になります。毎日愚痴と恨み言を言う習慣を持つ人の人生は、愚痴と恨み言で満ちた人生になります。選択するのはあなたです。
悪い言葉を口から出さないようにしましょう。あなたの耳に一番近い口は、あなたの口です。自分の言葉を真っ先に聞くのは自分の耳なのです。
良い言葉を口にしましょう。喜びの歌を、励ましの声を、感謝の言葉を、自分の口から出し、真っ先に自分の耳に届けましょう。
自分から目を離すこと、それから感謝すること。この習慣はポジティブに生きるためにとても大切なことだと思っています。
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