うまい話、もうけ話は話半分に聞くもんだよ。て、ばあちゃんが言ってた。確かにそうだ。うまい話はよくよく聞くとうまくない。もうけ話はもうからない。話半分に聞くくらいでちょうどいい。食いつく態度は「わたしはカモでございます」というアピールだ。
話半分というのは、パラメータを半分にすればいいというものではないよ。100万もうかるを50万はもうかると考えるものではない。どちらかというとオーダーを下げるくらいがいいかも。
想像力が大事だ。この人はなんでこんなにいい話をわたしにしてくれるのか。うまい話、もうかる話なら、独り占めすればいいじゃん?この人が執拗に丁寧に誘うのには、必ずこの人にとってのメリットがあるはずだという見方は大事だ。
田舎のばあちゃんが、都会に行く十代の若者にいう話だ。生き馬の目を抜く都会に行くんじゃろう?うまい話は話半分にな、と。
核家族になり、オトナの話を経ずに荒波の中に飛び込む若者はどこで「話半分」という言葉を聞くだろうか。
あなたには「ばあちゃん」はいるだろうか。